札幌市豊平区に住む54歳の北村です。
食品卸の営業を25年続けてきて、オーダーかつらを使い始めて7年になります。
かつらを作ると決めたとき、いちばん怖かったのは家族の反応でした。
今日は、妻と息子に打ち明けた日のことを書きます。
打ち明けたのは雪かきのあとでした
2月の日曜日、朝から2時間ほど雪かきをしました。
ニット帽を脱ぐと、汗で濡れた髪が頭頂部に張りついていました。
洗面所の鏡でそれを見て、もう隠し続けるのは無理だと思いました。
その晩、夕飯のあとに妻と大学生の息子をテーブルに呼びました。
用意していた言葉は、次の3つだけです。
- 薄毛がずっと気になっていたこと
- かつらを作ろうと思っていること
- 費用はこれくらいで、月に1回は店に通うこと
妻の返事は「知ってたよ」
妻は少し笑って「知ってたよ」と言いました。
息子は「別にいいんじゃない」と言って、テレビに戻りました。
何年も悩んでいたのは自分だけだったわけです。
拍子抜けして、そのあと少し泣きそうになりました。
かつらができあがってからは、妻が出かける前に後ろ姿を見てくれるようになりました。
自分では見えない後頭部の境目を、「大丈夫」と言ってもらえるだけで安心して家を出られます。
話す前は、こんなふうに頼れる相手になってくれるとは思っていませんでした。
あとで知ったのですが、薄毛の男性と結婚した妻400人に聞いた調査(デジタルアイデンティティ社、2020年)では、夫の薄毛に気づいた場面の1位が「風呂上がりの頭皮」で40.2%でした。
家族は毎日見ているのですから、気づかないはずがありません。
日本皮膚科学会の男性型および女性型脱毛症診療ガイドライン2017年版によると、男性型脱毛症の頻度は50代以降で40数%です。
同じガイドラインには、かつらの着用は「行ってもよい」と書かれています。
恥ずかしいことではなかったのだと、読んでいて思いました。
話してから変わったこと
打ち明ける前とあとで、暮らしはこう変わりました。
| 場面 | 打ち明ける前 | 打ち明けたあと |
|---|---|---|
| 風呂・定山渓の日帰り温泉 | 理由をつけて断っていた | 家族で行くようになった |
| 店に通う日 | 毎回、用事をつくっていた | 「行ってくる」で済む |
| お金の話 | 自分の小遣いでやりくり | 家計の中で相談できる |
もうひとつ大きかったのは、高い買い物を一人で決めずに済むことです。
京都府のホームページでは、かつらのアフターケアのたびに次々と新しい契約をさせられた相談事例が紹介されています。
総額300万円ほどの契約になった例です。
誰にも言えずにいたら、私も同じことをしていたかもしれません。
契約で迷ったときは、北海道の消費生活相談窓口に無料で電話相談もできます。
次の相談は妻と一緒に行きました
最近、作り直しの相談で、札幌でかつらの相談ができるインクリーズヘアー札幌店へ妻と一緒に行きました。
地下鉄南北線の澄川駅から歩いて3分で、ブースは全4席が個室です。
公式サイトのよくある質問には、家族と相談しながら製品を見られると書かれています。
妻が横で「前より自然だね」と言ってくれたので、決めやすかったです。
まとめ
打ち明けるまでは何年も悩みましたが、話してしまえば一晩で済みました。
家族はたぶん、もう気づいています。
話すなら、落ち着いた時間に、費用と通う頻度を添えて伝えるのがいいと思います。
同じことで迷っている方の背中を、少しでも押せたらうれしいです。




